副交感神経が働いていたとしてもストレスを感じると交感神経のスイッチが入り、働き始めてしまいます。
そもそもストレスとは生命の危機のことをいいます。
その昔、人間も自然界で生きていました。
つまり弱肉強食のルールの下で生きてきたのです。
ですから動物を捕まえて食べたり、逆に肉食動物に捕まって食べられたりした歴史があるのです。
この「動物を捕まえる時」「動物に捕まりそうな時」が一番の生命の危機(ストレス)になります。
肉食獣に食べられたら命を落としますし、動物を捕まえられずに食べられなくても餓死してしまいます。
生きるか死ぬかの時に、のんびり休んでなんかいられません。
そのためどんなにゆったり休んでいても、ストレスを感じると交感神経が働きすぎてしまうのです。
自律神経失調症やうつ病の症状は、四つのストレスにさらされて体が壊れるからストレスから遠ざかってくださいね、という信号なのです。
第4章・第5章の対策をお読みいただき、できるだけ早くストレスから遠のいてください。