うつ病・自律神経失調症 治る人 治らない人
第2章 自律神経失調症・うつ病の特有な症状

自律神経失調症・うつ病の症状と同じでも違う病気もある

 自律神経失調症の症状には、これまで紹介してきたもののほかにもいろいろな症状があります。
紙面の都合上説明は省きますが、下記に主な症状をまとめておきましたので、症状だけでもチェックしてみてください。 
とはいえ、似たような症状が出ていても自律神経失調症やうつ病ではなく、違う病気での場合もありますので、自分勝手な判断はせずに必ず医療機関で診てもらってください。

 

 例えば、うつ病や自律神経失調症の症状の一つに「だるさ」や「持続的な疲労感」が あります。
しかしこれらはうつ病や自律神経失調症だけでなく、糖尿病や貧血などの時にも現れる症状です。
またバセドウ氏病も、手足のふるえ、高血圧、頻脈、精神不安など、自律神経失調症やうつ病と似た症状があります。

 

 自分勝手に自律神経失調症と決めつけず、必ず病院で検査をしてもらってください。

 

  • 忘れっぽくなる
  • 作業能率が落ちる
  • やる気がなくなる
  • 一時的に異常に元気になる
  • 焦燥感・不安感
  • まぶしく感じる
  • 眼球の動きが悪い
呼吸器系
  • 過呼吸
  • 息苦しい
  • 黄色い鼻水や痰
消化器系
  • 食欲低下
  • 消化不良
  • 胸焼け
  • 膨満感
  • 飲み込みづらい
  • ノドの違和感
  • ヒステリー球
  • 口の渇き
  • 口内炎
  • 便秘
  • 下痢
循環器系
  • 心臓のドキドキ感
  • 不整脈
筋肉・神経系
  • 治りにくい肩こりや腰痛
  • 手足のしびれ
  • アゴの痛み
  • 体のしびれ
  • 頭痛
  • 筋肉のけいれん
  • 手足のふるえ
全体
  • 不眠症
  • 2週間以上の疲労感
  • やる気がでない
  • だるい
  • 吹き出物
  • ニキビ
  • 肌荒れ
  • 肌の乾燥
  • 高血圧または低血圧
  • 高血糖または低血糖
  • 微熱または低体温
  • 体重増加または減少が著しい

※症状は便宜上各働きに分けてありますが、本来は体全体で判断するものです。