更新日:2018.06.27
執 筆:整体師 浅野祐樹
やる気が起きないことを「無気力」といいますが無気力には、大きく分けて2つの種類があることをご存知でしたか?
それは、無気力症候群と無気力です。
あなたはどちらに入るか、どうぞご覧になってみて下さい。
無気力症候群の場合は、興味がある事には意欲が湧きます。
例えば、学生が「勉強はやる気が出ないけど、部活のサッカーはやる気が出る」会社員が「会社の仕事にはやる気が出ないけど、副業でやっている仕事にはやる気がでる」などです。
つまり、特定の事には意欲が湧くのが無気力症候群です。
無気力症候群に関しては精神的なものや環境の変化で症状が出やすい傾向にあります。
そして、自律神経とも深く関りがあります。無気力症候群になりやすい環境を以下にまとめました。
ゴールデンウイーク明け頃に症状が出やすいです。
主な症状として、一時的に体がだるくなったり、やる気が出なかったりします。
三月や四月は環境の変化がありストレスが溜まりやすい時期です。
そして体にとっても自律神経が乱れやすい時期でもあります。
それは、春時は冬から夏の体に向けて体が変化することを自律神経が調節するからです。
その調節するときに自律神経に負担がかかり、自律神経失調症になることもあります。
仕事や学業が、期待していた結果にならなかったとき、一気にやる気や気力が湧かなくなる状態です。
頑張ってやり続けてきたことが報われないときに、気持ちが耐えきれず、やる気が無くなります。
職業で多いのは、特に人と関わり尽くす仕事の方です。
接客業や介護に看護、教師、アテンダントのように、人の為に尽くしても、素直に聞いてくれない人に対して我慢が出来なくなり、燃え尽きてやる気が出なくなります。
人とのコミュニケーションで、考え方に同意してもらえた時や、共感をしてもらえた時に、自律神経の一つである副交感神経が働きます。
相手に受け入れてもらえない状態が続くと交感神経が働いている状態が続き、最後までエネルギーを出し尽くして、人に尽くすエネルギーがなくなります。
そうなると、人と関わることや、目的や目標に向かうエネルギーがなくなってしまい、無気力になります。
無気力は、興味があったことに対しても興味がなくなる、やる気がない、意欲がなくなるという状態です。
今まで好きで取り組んでいた趣味や仕事、何事に対しても、理由は分からないが興味、意欲が無くなる状態です。
この状態は主に体も関わってきます。
興味や意欲を持つことは交感神経の働きで、交感神経はエネルギーがないと働きません。
なので、交感神経を働かせるエネルギーがない状態です。
こうなるのは、残り少ないエネルギーを使い切らないようにするために体が防衛本能でやる気や意欲を無くすからです。
興味や意欲が湧かなくなることは、正常な体の働きのため特に問題はなく、むしろ体を守るための大事な機能が働いているという事です。
6個以上当てはまる方は無気力の可能性が高いですので、専門家への相談が必要になります。
無気力といっても、無気力症候群と燃え尽き症候群(バーンアウト)の2つの種類があることをお分かりいただけましたでしょうか。
このあとのページでは、無気力になる原因や、無気力の改善法もお伝えしていきます。