更新日:2023.11.02
執 筆:整体師 田島健次
今年も残り2か月になりました。
まだ2か月ある、もう2か月しかない、
あなたは、どちらを感じやすいでしょうか?
楽観的か悲観的か、とよく心理学ではいわれますが、実はどちらでもいいのです。
は? 楽観的でポジティブの方がいいに決まっているでしょ? と思いますよね。
でも、楽観的か悲観的かはその人の感じ方の特性だけなのです。
簡単にいいますと、楽観的な人は現実を見るのが苦手、悲観的な人は堅実で現実を直視している、この差だけです。
人それぞれの特性なのに、悲観的が「ダメ」、楽観的で前向きが「いい」と判断していませんか?
それぞれの特性を認めて受け流せば、人間関係のストレスが減ります。
要するに、「いい」「悪い」の判断をしている自分がストレスを作っているのです。
前置きが長くなりました。
今年最後の私のテーマは、「健康法と長寿」についてです。
みなさんの健康法はありますか?
健康維持の3要素は、
ですが、様々な健康法があり、実際どれがいいのかわかりませんよね。
前提として「健康」とはどのような状態でしょうか?
WHO(世界保健機関)の憲章では「健康とは、肉体的、精神的および社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」と定義されています。
この定義では、健康には肉体的、精神的、社会的と3つの要素がありますが、世の中には、肉体的な健康法ばかりが多いです。
精神的、社会的健康法とは、メンタルトレーニング、自己啓発、認知行動療法などなのでしょうか。
肉体的に健康でも、精神的ストレスがあると健康ではないですね。
精神的に健康でも、社会的に孤独(引きこもりなど)では健康にならないのです。
健康でいたいと思うのは、なぜでしょうか?
実は、体調不良や病気になる恐怖から、健康でなければと、健康にいいことに強迫的に取り組んでしまい、逆に精神的ストレスを増大していることがあります。
病気になってしまう背景は、頑張り過ぎていませんか、という体からのサインなので、熱を出したり、痛みを感じさせたりします。
精神的ストレスは、その状況から離れなさい、その考えは違うよ、というサインだったりします。
健康維持のために食事・運動・睡眠を整えるのはいいことです。
ただ、これをやれば、もっと健康になれる、これをやれば安心できると強迫的、業務的に行うのは精神的に不健康ですよって伝えたいだけですので、誤解がないように。
ポイントは、心地いいかです。
・栄養バランスも大切ですが、自分が食べて幸福感が上がるものを食べる。一緒に食べて楽しい人と食べる。
・この運動をすると気持ちいし体が楽になると感じる運動、好きなインストラクターと一緒に運動する。
・睡眠時の温度、布団の感触、静かな場所を自分なりに感じてください。
最後に、「長寿の秘訣は…」ってよくテレビなどで聞いたことありませんか?
クヨクヨしないこと、忘れることって言っています。
健康と長寿の秘訣は、一緒かもしれません。
色々考えすぎず、今を大切に生きて、嫌な事は忘れれば、健康で長生きできるかもしれませんね。