更新日:2018.09.21
執 筆:整体師 田島健次
残暑が厳しい季節ですね。
真夏に比べて朝や夜は少し過ごしやすくなってきましたね。
しかし気温の感覚は個人差や体調により違うので、まだまだ暑いと感じる人もいればもう秋になってきたな~と感じる人がいるでしょう。
この時期は真夏の暑さの疲れがピークなのと、日がだんだんと短くなってきて気持ちが悲観的になりやすい時期です。
疲労感や精神的な落ち込みは自律神経のレベルを落としやすくなりますので、休息、睡眠をとり季節の楽しみ方を考えましょう!秋は…美味しいものですね(笑)
暑さの疲れがあるのに睡眠がとれず、体力低下が起きて体調不良になる人がいます。
先ほど悲観的になりやすい時期と言いましたが、なぜ悲観的になりやすいのでしょうか?
もちろんこれにも個人差があるのですべての人には当てはまりませんが、単純な生理、心理の観点で話していきます。
日が短くなり暗くなると、もう一日が終わってしまったと感じることはありませんか?
明るい時間は楽しいと感じ、活動しやすい交感神経優位、暗くなると悲しく感じ、休止する副交感神経優位に入りやすいです。(夏に夜のイベントが多いのはこの様な事もあるのかな~)
副交感神経優位になれば睡眠がとりやすいはずですよね。単純に考えればそうなのですが、睡眠には他の要因も絡んできます。
以前、「入眠困難は情報過多?」にも書きましたが、神経、生理作用より心理作用が優位に働いて睡眠がとれなくなる人がいます。このことを「精神生理性不眠症」と言うそうです。
特徴は、眠れなかったらどうしようという不安から緊張して眠れない事です。
これは、不安な事や興奮して一過性で2~3日眠れないのとは違い、1カ月以上続いた人が「精神生理性不眠症」と診断されるそうです。
眠りに入ろうとすると体が緊張して固まり、動悸や呼吸が浅くなり大量の汗が出たりします。
リラックスする時に、緊張の交感神経優位になっていますね。
この状態が続くと眠りについての意識が高まり、入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒になります。
眠らなければと執着して、余計に緊張感を高ぶらせている傾向にあります。
この様な悪循環に陥りやすい人は、心配性で完璧主義、気配り上手、ルールを守る、手抜き無しの生活。
仕事で有能な人が多いです。とても素晴らしいですね。しかしこれで体調を壊してはもったいないですね…
体調が悪くなるとこの様な人は不平不満が多くなります。
不平不満を口に出して周りに居る家族や仕事の人間関係が悪化し、余計不平不満に陥ります。
不平不満は出して良い場所を上手く見極めてください。
健療院の先生に不平不満を吐き出してください。
不平不満を言う事でストレスが軽減したり、患者さんのストレス情報が分かると症状改善に繋がります。
悪循環に入ってしまったら、体調改善の為に睡眠を多くとる事が良いでしょう。
「精神生理性不眠症」の一番の対処は、眠る事への囚われを減らす事でしょう。
眠くなるまで布団に入らない。
眠れない時は寝室から離れ単純な作業をする。
パソコンやスマートフォンは見ない。
光の刺激で脳を興奮させない方が良いでしょう。
私のお勧めは読書です。少し難しい本や心がホッとするような本がいいでしょう。
考えてしまう本やドキドキする本は良くないですね。
マンガも良いですね。1話読み切りのマンガが良いですね。
ドラ○もんがお勧めです。(ポケットから夢のある道具が良いですね)
名探偵コ○ンは先が気になって、余計眠れなくなるので眠る前はお勧めできません!!
秋は読書で心の栄養を与え、美味しい食べ物で体に栄養を送りましょう。