自律神経失調症の方は、動く神経が過剰に働くように乱れるのですが、実はその時、免疫系も一緒に乱れてしまうのです。
免疫といって思いつくのは白血球ですが、あなたも白血球という言葉ぐらいは聞いたことがあると思います。
白血球にはバイ菌をやっつける顆粒球と、ウイルスをやっつけるリンパ球とがありますが、自律神経失調症は、この顆粒球を異常に増やしてしまうのです。
増えた顆粒球はバイ菌だけでなく、ついでに自分の体を攻撃してしまうのです。
その結果、
などの体から黄色いものが出やすくなります。
さらに白血球は粘膜も攻撃するため、口内炎や胃潰瘍といった症状も出てきます。
このような場合は、体はまだ元気な時が多いのですが、それも時間の問題です。
そのうち徐々に体のエネルギーがなくなってきて、極度の疲労感や不眠症など、ほかの自律神経の症状が出てくることになります。
できるだけ早く休養するようにして、動く神経の働きを抑えることをおすすめします。
また、顆粒球が増えると、その逆にリンパ球は減ります。
リンパ球はウイルスをやっつけるので、リンパ球が減ってくると、風邪などのウイルス性の病気にかかりやすくなるので注意してください。