当院院長のブログ

「自己観察」していますか?

更新日:2024.11.28
執 筆:整体師 田島健次

今年も残すところ、1か月と数日になりましたね。
皆様は、どの様な1年でしたか?

12月になるとお仕事や家のこと、お付き合いなどで忙しく、なかなか時間が取れない方もいらっしゃると思います。
11月のうちにちょっと時間を取って、自分の気持ちに意識を向けてみてはいかがでしょうか?

今回のテーマは、「自己観察」についてです。

「自己観察」とは

違う言葉では、内省、内観とも言われています。
心理学では、自分の意識や状態を観察すること、です。

例えば
自分の心の状態(感情・思い・本当の気持ち(社会的な一般論ではなく自分が感じる事))
自分の体の状態(体の重さ、軽さなど)
を観察してみましょう。

自己観察を怠ると、どのようなことが起きやすいでしょうか?

心では、自分の感情を無視して他人の思いばかりに答えていると、無関心になり感情がわからなくなります。
無気力、無感動な状態ですね。

不安や恐怖の感情が出たらお薬で緩和することも必要ですが、毎回そればかりに頼ると不安、恐怖になる自分のパターンを理解できなくなり、不安や恐怖を繰り返します。

体では、疲れを無視して(ごまかして栄養ドリンクやサプリで)いると、免疫力が落ちて病気にかかりやすくなります。
痛みをごまかして痛み止めで抑えすぎると、根本的な問題を無視しているので、慢性化する恐れがあります。

一時的に辛い痛みや心の落ち込みを抑えるのに、お薬は大切です。
適切、適量で飲むのはいいと思います。

「自己観察」「内観」を本格的に行うには、それを専門にしているセミナーやプログラムがあります。
興味があれば、Google先生に聞いて調べてみてください。

ちょっとハードルが高いなって思った方、簡単な方法として「転地効果」を利用するとよいでしょう。

「転地効果」の利用

転地効果とは、日常生活を離れ、自然や温泉などいつもと違う環境に身を置くことで、五感が刺激され、ストレスが軽減されることで心身ともにリラックスできる効果のことです。
行ったことがない近くの公園でも、スーパー銭湯でも少しは効果があるでしょう。

リラックスした上で、瞑想やマインドフルネスほどではないですが、静かな場所で時間をとって、自分の気持ちに意識を向けてください。

「自分はどうしたいの」「その気持ちホント?」など自分に質問してみてください。
すぐに出来るものではないので、反復することが大切です。

自分に興味がでて、自分の気持ちや体を無視しないでいると、自分のことを大切に丁寧にすることができます。

自分の願いを一つずつ、小さいことでいいので叶えてあげてください。

自分の思いを叶えてあげると、自信がついてきます。自信がつくと自己肯定感が上がり精神的ストレスが軽減していきます。

自己肯定感が高まることで、日々の生活をより大切に丁寧に過ごすようになり、周りの環境も良くなっていきます。

住まいや食事、人間関係といった生活環境も整えられていくでしょう。

人間は環境に大きく左右される生き物です。
「健康」においても同じなのです。

世間体に左右されず、自分がいいと思う環境を整えることが重要なのです。
その上で大切なのは自分を知ること、「自己観察」になります。

忙しい時期になります。
時間が出来た時に、動画やSNSをみるのではなく、自己観察する時間をとってみてはいかがでしょうか?


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