更新日:2024.09.26
執 筆:整体師 田島健次
今年の夏は、例年以上に暑い日が続きました。
人に会ったら、挨拶のように「暑いですね」って言葉が出ていませんでしたか?
暑さは悩みになりましたか?
急ですが、今回は「悩むのはどんな時?」をテーマに取り上げます。
悩んだことがないって人は、いないですよね。
結論から言いますと、人が悩むのは「暇」だからです。
「暇」じゃなくても悩んでいるよって怒りの声が聞こえてきそうです・・・
説明します。
私たちは、一度にいくつもの事を同時に行えず、感じることも一つしか感じられないのです。
冒頭でふれた「暑い」という感覚の時に、将来どうしようとか、今日の晩ご飯のメニューどうしようかと悩めないのです。
暑いと感じていても、仕事したり家事やったりしているよって思いますよね。
これは、脳で切り替えているからです。
暑いと感じていても、仕事の悩みを一番にするよう、一瞬のうちに脳で切り替えています。暑いのは、2番ですかね(生理的な汗の反応はでていますが)。
もっと極端な例で言いますと、お腹が痛くトイレに行きたいのに近くにトイレがないようなときに悩みますか?
実は、悩んでいる時も同じなのです。
悩んでいる時、他のことが手につかない状態になりませんか?
悩むときは、「悩む」ことだけに時間を使える「暇」があるのです。
やること、やりたいことが多くあり忙しくしていると、目の前のことに集中し、悩んでいる暇がないのです。
ここで大切なのは、「悩む」と「考える」は違うということです。
「考える」は問題の解決策をだそうと思考を働かせている状態です。
「悩む」は問題の解決策を考えないで、どうしよう、どうしようと思考遊びと不安のループに陥っている状態です。
重要なのは、「悩んでいる」と「考えている」を勘違いしないことです。
悩んでいる状態は、脳のエネルギーを使いすぎます。
エネルギーを使うことは、脳、体にとってストレスになるので、自律神経にも負担をかけます。
エネルギーがなくなると、考える力が低下して、悩みの自分なりの答えや結論を出すことができず、ダラダラと悩みを先延ばしにして余計に悩み事が進まなくなります。
そうなると、自己嫌悪や自己否定感が強まり精神的ストレスが高まります。
人間は、ポンコツで弱いので「悩み」ます。
悩む事が悪いことなのではありません。
悩んで苦しい時間を過ごすより、解決のために小さな行動をとる考えをすると楽になるかもしれません。