当院院長のブログ

心配事って、本当に起きる?

更新日:2024.07.25
執 筆:整体師 田島健次

夏になってきました。
暑いですか? 寒いですか? 快適ですか?
また変な質問から入りましたね。

私の記憶では、4月か5月に気象庁が発表した3ヶ月予報で、今年の夏は例年と比べて暑くなる傾向だと言っていました。
私は、そうなんだ、へぇーぐらいにしかニュースを観ていませんでした。
皆様は、どの様に捉えたでしょうか?
私みたいに「へぇー」ではなく、暑くなるんだ~嫌だな~ 熱中症怖いな、暑くなって体調大丈夫かな、など不安になる方もいたと思います。

特に自律神経が乱れている時は、体温調節機能が低下しているので注意が必要なのです。

今回のテーマは「心配事って、本当に起きるの」っていうお話です。

科学的根拠?

不安を科学的に研究した、ペンシルベニア大学のボルコヴェックらは、
「心配事の79パーセントは、実際には起こらない。しかも21パーセントのうち16パーセントの出来事は、事前に準備をしていれば対処が可能ということを結論付けた。
心配事が現実化するのは、たった5パーセント程度という結果をだした。」
と発表しました。

えっと思われた方はいるでしょう。
私はたった5パーセントなんて嘘だ、と感じました。
どうやって調べたんだろう・・・。

今まで生きてきた中でもっと多く不安や心配事が起きた気がするのは、なぜ?

これは、一つには、人間の防衛能力で、不安がたまたま当たってしまったことを記憶しておくためだそうです。
不安や心配事は、ストレスです。
恐怖の感情が同じことを繰り返さないように危険を回避するための能力なので、当たらなかった記憶は消えて、5パーセントの当たった記憶が残るのです。

もう一つは次のことです。

自分の考えが正しいと思い込みたい

人には、自分が悩んだ不安、心配事が当たったら、ほらやっぱり俺が思った通りだって正当化したい欲求があります。
この感覚を持っていると、自分の価値観や考えが全て正しいと主張するので、社会生活、人間関係で不自由になります。

この考えの根底にある思いは「必要以上に自分を重要な存在だと思い込んでいること」。
不器用ですね、肩肘張って生きているようです。
いつも失敗や不安に悩まされてビクビクして緊張している状態です。

常に気持ちも体も緊張しているので、肩こり、首こり、腰痛が出てきます。
そのままにしていれば、自律神経が乱れて不眠、めまい、慢性頭痛になるかも。

まとめ

あなたの心配事、不安の95パーセントは外れます。
だいたいの出来事は、事前に準備すれば問題は起きません。

重要なのは、自分の考えや悩みに、それ本当?って聞く癖をつけることです。
柔軟な思考を持つことが、人間関係のストレスを減らす一歩になります。

ポンコツな自分を受け入れましょう。
ポンコツでも、必ずできることはあります。

できないことを受け入れ、助けを求め、聞く勇気を持つことが大切です。
その上でどうしたら出来るか考えるのが「建設的な思考です」

自律神経が乱れて、体調不良の時は、「建設的な思考」が出来ず「不安」「心配」が強く出てきます。
一人で調べ、悩むより、信頼できる人に相談することをお勧めします。


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