当院院長のブログ

頑張れる人は、素晴らしい

更新日:2023.07.27
執 筆:整体師 田島健次

皆さん、燃え尽きたことはありますか?

実は、燃え尽きることができた人は、エネルギーが多く頑張り屋さんで、身体の機能が正常に働いている証拠なのです。
生活や価値観が変化するきっかけや気づきをもたらします。

はっ?
燃え尽きはストレスで体、心が働かなくなったことではないの?
それが正常な反応、気づきとは・・・。
意味がわからない事を言っている、と感じた方もいるでしょう。

燃え尽きとは

多忙だったり大きなプレッシャーがあったりしたときに、多くのドーパミンが体内に放出されて、このホルモンが枯渇した状態が燃え尽きてしまうということです。

ドーパミンの作用については5月のメルマガで話しているので、興味がある方はご覧ください。

現代は便利になっているのに、やることが増えている感覚はありませんか?
効率化やスピードを求められる傾向があり、もっともっとと駆り立てられ、完璧を求められ、忙しく動きまわり、自分の時間がなくなり、体、心が疲弊している人が多くいます。

実は便利や効率化は、一つのことに没頭できず、マルチタスクで脳の機能を使うことになり、脳の疲労が溜まります。
感情では、仕事の目標達成感、育児の愛情表現、料理や家事をする満足感を感じづらくなり、機械的に作業をこなしている状態が続き、心の疲労、悲観など、マイナスな感情を感じやすくなります。

一つのことに没頭して手間をかけると、達成感、幸福感、満足感が上がるのです。
例えば、キャンプなどで時間をかけ火をおこして、食材を切り、自然のスパイスを加え飯盒でご飯を炊いたカレーライスとレトルトカレーはどちらが美味しいでしょうか?
味に関しては人それぞれですが、達成感や満足感はどうでしょうか?

話を燃え尽きに戻します。
多忙やプレッシャーが多いだけではなく、仕事をしている意義や達成感が喪失し、生活のため、お金だけになっていると、燃え尽きやすい傾向があります。
育児、家事も、子どもや家族に対して貢献している喜びや満足感の喪失で、よりストレスがあがります。

多忙によるストレス、満足感が得られない欠乏感のストレスで、ドーパミンたけではなくコルチゾールが大量に放出され、自律神経が乱され、体の不調、心の焦燥感で燃え尽きにいたります。

燃え尽きを防ぎ、改善する方法

頑張り屋のあなたは、まず止まりましょう。
体、心が悲鳴をあげていることに気づいて休む勇気を持ちましょう。
ゆっくり時間をかけることを惜しまないようにしましょう。
楽な姿勢で過ごしましょう。
呼吸だけに集中しましょう。
無駄な時間を過ごしましょう。

止まっていると野心、競争、恨み、不安が浮かんでくるようならストレスが上がります。
このような考えに捉われず、ただ呼吸や楽な姿勢の感覚だけに意識を向けましょう。

体が休まったら、自問自答して、なぜ自分は頑張りすぎているのか、何を大切にしたいのか、何に価値を感じているのか考えてみて、仕事、育児、家事など環境を整えてみましょう。

もう一つ、ユーモアと遊び心、感謝を大切にしましょう。


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