健康豆知識「元気通信」

睡眠の大切さ

更新日:2023.01.06
執 筆:整体師 田島健次

おけましておめでとうございます。

今回のテーマは「睡眠」についてです。

睡眠に悩んでいませんか?

睡眠に悩んでいる方や、悩んでいなくても満足いく睡眠がとれていない方が、大人では大半ではないでしょうか。
ドラッグストアに行けば、市販の睡眠薬や睡眠サプリメント、睡眠を促す機能性食品などが多く並んでいます。

皆様の睡眠事情はどうでしょうか?
睡眠に関しては、Webで検索すれば多くの情報がありますし、健療院の元気通信やメルマガでも多く取り上げたテーマですよね。
しかし、多くの情報や知識があっても、睡眠について悩む日が減っていない状況はなぜなのでしょうか?

原因の1つはスマホ

一つの見解は、スマホの普及でしょう(当たり前すぎますね)。
スマホのブルーライトは、自律神経の交感神経を刺激して覚醒させます。
スマホから得る情報は多すぎて、脳が興奮状態になり、ドーパミンが出て、睡眠ホルモンの働きが弱くなります。

スマホが原因の睡眠障害は「入眠困難」「浅眠障害」が先に起きやすいです。
「中途覚醒」「早朝覚醒」は、精神的な悩み、自律神経の乱れが起きている場合が多いでしょう。

入眠しづらいな~、睡眠が浅いな~って感じている人は、脳のストレスが少しずつ溜まっています(この時に対応すると改善しやすい)。
脳のストレス=自律神経の乱れになりやすいので注意が必要です。

睡眠不足は酔っ払いと同じ?

睡眠不足は、実はお酒を飲んだ状態と同じになっているのです。
ん?と思われた方がいますよね。

酔っぱらった状態なら、テンションが上がり、陽気になっているからいい、と勘違いする人がいるので説明します。
お酒を飲む人なら一度は経験があると思われる、深酒をした次の日の感覚です。
頭がボーっとして、思考が働かず、不機嫌な状態になりますよね。

睡眠不足が、脳を酔っ払いと同じ状態にするのです。 
頭がスッキリ働かないから、コーヒーやエナジードリンクでカフェインを入れて、強制的に脳に働くように鞭を打っています。
この様なことを毎日繰り返していたら、自律神経が乱れ「中途覚醒」「早朝覚醒」に入るのは当然ですよね。

睡眠不足の悪循環から抜け出す方法

睡眠がうまく取れなくなり、不安感から睡眠についてスマホで夜に色々検索、調べたりして覚醒。
朝、スッキリしないのでカフェインで覚醒。
脳に負担をかけるとイライラ、クヨクヨした思考が強まり、精神的ストレス、人間関係が悪くなるという悪循環に陥ります。

睡眠不足の悪循環から抜け出す方法をお伝えします(最低限の方法です)。
悪循環を改善するために、2~3週間は続けてください。

  1. 入浴をする。理想は寝る90分前。寝る前に体温が下がるほうが深い睡眠に入れるため。
  2. 寝酒をやめる。酔っ払っている状態の脳にまたアルコールを入れているので、脳の興奮状態が続き、浅眠、中途、早朝覚醒につながる。
  3. 寝る2時間前にテレビ、動画をだらだら見ない。ブルーライトを入れて覚醒させない。
  4. 部屋を真っ暗にする。今は色々な家電から光が出ていますから、なるべく真っ暗がお勧めです。

新しい年になったので、悪循環を改善して、よりよい睡眠をとり充実した生活していきましょう。

本年もよろしくお願いいたします。