当院院長のブログ

健康への努力が逆に働く!

更新日:2020.03.20
執 筆:整体師 田島健次

3月になり少しずつ暖かくなってきました。
過ごしやすい気候になってはいきますが、季節の変わり目と生活環境の変化の時期でもありストレスを感じる人も多くいます。
こんなとき変化のストレスに戦わないで自然に受け入れ、流れに身を任せてみるのはいかがでしょうか?

健康への過剰な気遣いが不健康になるかも!

今回のテーマは、健康について気を遣いすぎていることが不健康の原因になるかもということです。

健康に気をつけないと病気になるじゃないか…という声が聞こえてきそうです。
その通りです。ストレスになることを避け自律神経を整える、栄養バランスを考えて体に良いものを摂る、睡眠環境を整えて睡眠時間しっかりと確保することはとても良いことだと私も思います。
しかし「過剰にそれをやり続けることは…楽しいですか?」

今回は、栄養学・睡眠学ではなく自然治癒力と心理に注目していますので、栄養学や睡眠学の知識のある方からはお叱りを受けそうですが…。

まず、人間の生命維持の基本となる食事・排泄・呼吸・睡眠・体温などは自動的で、無理にコントロールしなくていいのです。
知識や経験から病気への不安や恐怖があり健康状態を過剰に保とうとすると、ちょっとでもいつもと違うと症状や痛みのモニタリングが始まり、余計に不安や痛み不快感覚に捉われてしまいます。(あくまでも「過剰」ですよ)

赤ちゃんはまだ余計な知識がない分、自然な反応だけですくすく成長しています。
皆さん全員この感覚を経験して今まで成長しているはずです。

赤ちゃんがこのミルクは栄養が偏っているからこのサプリを飲もうとか昼間寝すぎると夜泣きするから昼は起きていようなんて考えて行動していないはずです。
自然のままに本能のままにお腹すいたらおっぱいを吸う、眠くなったら寝る、遊びたくなったら遊ぶ、人前で排尿をする。
考えずコントロールしないで体で起きている反応をしています。

赤ちゃんは一人では生きていけません。
親からの支えがあって成長していきますが、食事・排泄・呼吸・睡眠・体温調整は教えなくても自分でできます。

では、なぜ健康への過剰な行動にでてしまうのでしょう?

「思い込み」「信念」の刷り込みが強い

簡単に例で説明しますと
この時期はテレビのCM、お店に行けば花粉症の薬がいっぱい置いてありませんか?
CMやお店が悪いわけではないのですが、余りにも頻繁に目につくと脳は花粉が鼻水・鼻詰まり・目のかゆみ等を認識して反応することもあります。
これが無意識の「思い込みの刷り込み」です。

花粉症は悲しみや喜びの感情が隠されていることが多いそうです。
悲しいときや嬉しいときに涙を流し鼻水も流します。
この様な感情を表現しないでいると花粉でアレルゲンの刺激でスイッチが入り、その時に溜めていた涙、鼻水がでる反応もあるそうです。

「思い込み」の中にはこの栄養を取らないと元気になれない、何時間睡眠を取らないといけないと強い信念になり、マイナスな心理状況になってストレスが高まってしまいがちです。
私も治療家として医学知識は必要だと感じますが、健康になる為に過剰に気にしすぎてストレスが高めてしまっては自然治癒力が上がりません。

食事は笑顔で楽しく、睡眠は時間ではなく心地良さというプラスの思い込みで過ごすのはいかがでしょう。

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