HSPチェックリスト
更新日:2019.05.25
執 筆:整体師 田島健次
HSPの人は、自分の特徴や傾向を理解することがとても大切になります。
このページでは、2つのチェックリスト紹介するので、ぜひ答えてみてください。
チェックリスト①
次の質問のうち、あなたに当てはまるものの数を数えてみてください。
- 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
- 他人の気分に左右される
- 痛みにとても敏感である
- 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、
刺激から逃げられる場所にひきこもりたくなる
- カフェインに敏感に反応する
- 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
- 豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい
- 騒音に悩まされやすい
- 美術や音楽に深く心動かされる
- とても良心的である
- すぐにびっくりする(仰天する)
- 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
- 人が何かで不快な思いをしている時、どうすれば快適になるかすぐに気づく
(たとえば電灯の明るさを調整したり、席を替えるなど)
- 一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
- ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
- 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
- あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり神経が高ぶる
- 空腹になると、集中でいないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
- 生活に変化があると混乱する
- デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
- 動揺するような状況を避けることを普段の生活で最優先している
- 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、
緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
- 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた
12個以上に当てはまった方は、おそらくHSPです。
ただ、当てはまるものが1つしかなくても、それが非常に強い傾向にあれば、HSPである可能性があります。
参考文献『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ』(講談社)
チェックリスト②
次に、デンマークの心理療法士、イルセ・サン氏が考案した自己診断をご紹介します。
48項目の質問があります。
- 当てはまらない:0点
- ほとんど当てはまらない:1点
- 少し当てはまる:2点
- ほぼ当てはまる:3点
- 完全に当てはまる:4点
上記の得点を参考に、グループAとグループBの合計点を出してください。
グループA
- 美しい音楽を聴くと、興奮する
- 日々、どんな失敗が起こりうるか予測して対応策を考えることに、多くの労力を費やしている
- 新たな可能性や選択肢に気づくのが得意だ
- すぐにインスピレーションを受けて、よいアイデアをたくさん思いつく
- この世には耳で聞き、目で見るよりもたくさんのものがあると知っている
- 痛みを感じやすい
- ほかの人にとってはささいに思えることにさえ、打ちのめされてしまうことがある
- 毎日、1人でいる時間が必要だ
- 1人になって休憩する時間がないまま他人とずっと2~3時間以上も一緒にいなくてはならないと、疲れ果ててしまうことがよくある
- 緊迫した空気が流れていると、その場から離れたくなる
- 誰かの怒りを感じるとたとえ自分に向けられていなくても、ストレスになる
- ほかの人の痛みが、自分の神経の奥深くに入り込んでくる
- 不愉快な驚きや誤解を避けるために、いろいろと手を尽くす
- 創造力がある
- 時々芸術作品を観ていて、喜びで胸がいっぱいになることがある
- 大量の情報や刺激にすぐに耐えられなくなってしまう(とくに一度に複数のことをしているときには、他の人と比べて、わずかな刺激でも反応しやすくなってしまう。たとえば、ネットで情報を検索しているときには、話しかけられるのはストレスになる)
- 遊園地・ショッピングセンター・スポーツイベントといった非常に刺激の多いところに行くのが好きではない
- テレビなどで暴力シーンを観るとき、その後何日間も影響されてしまう
- ほかの人よりも、考えることに時間を使う
- 動物や植物の状態を感知するのが得意
- 美しい自然をみると、心のなかが歓喜の声でいっぱいになる
- 常にアンテナを張っていて、周囲の人がどんな気持ちでいるか察知することができる
- 良心が痛んで後ろめたい気持ちになったり罪悪感を抱きやすい
- 仕事中に誰かに監督されていると、ストレスを感じる
- 真実が何かを見抜くのがうまく、ほかの人の欺瞞にもすぐ気づく
- すぐにびっくりしてしまう
- 強いつながりを持ち、深く交流できる
- ほかの人たちが不快に思わないような音も、ひどくいら立たしく思えることがある
- 勘がよい
- 1人の時間を楽しめる
- 流れに任せて即座に行動することはめったになく、たいていの場合、よく考えてから動く
- 大きな音・強烈なにおい・鋭い光をひどく不快に思うことがある
- ときどき、穏やかに落ち着いたところで休憩する必要がある
- お腹が空いたり、寒いと感じたりしたとき、そのことがなかなか頭から離れない
- 涙もろい
グループB
- 事前準備なしに、新しい体験に飛び込むのが好きだ
- 相手の裏をかいて、自分の言い分を通せると、満足な気分になる
- 社交の場で疲れることはない(席を外して1人になって休憩をとることもなく、雰囲気がよければ、朝から晩まで楽しめる)
- サバイバルなキャンプが好き
- プレッシャーを感じながら働くのが好き
- うまくいっていない人は、その人自身に責任がある場合が多いと思う
- 自分のまわりで何が起きていようと影響されることなく、エネルギッシュでいられる
- パーティーでは、いつも自分は最後の方に帰る
- 心配しすぎることはめったになく、いつも冷静に対処できる
- 週末は、友人たちとコテージなどで過ごすのが好きで、途中、輪から抜けて1人になる時間は特に必要ない
- 友人や知り合いが突然やって来るサプライズ訪問が大好きだ
- あまり寝なくても大丈夫だ
- 花火や爆竹が好きだ
グループAの合計からグループBの合計を引いてください。
これがあなたの感受性の値です。
値が60以上ならHSPである可能性があります。
数値が大きければ大きい程敏感です。
参考文献:『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』
セルフチェックでHSPを理解しよう。
結果はいかがでしたでしょうか。
これにより、自分の特徴や傾向を理解することで、自分の特徴をうまく活かしたり、苦手な刺激を事前に避けることが出来るため、日常生活を送りやすくなるのではないのでしょうか。
このチェックはあくまでも傾向であるので、これで全てが決まるわけでもありません。
その日の気分や体調によっても数値は変わるため、その時の状態を知るために行うことも良いでしょう。
また、敏感ではない人がHSPの人の特徴を大まかに知るために、診断テストをすることも有効になります。
感じ方を少しでも理解することで、お互いにストレスが減っていくでしょう。
次に、共通的な特徴をみていきます。