更新日:2018.02.16
執 筆:整体師 田島健次
今年もあっという間に1ヵ月が経ちました。
どんな2018年を過ごされていますか?
新年になり新たな気持ちで目標を考えた人もいると思いますが、目標を達成しようと頑張るには健康な体と前向きな気持ちが必要ですよね。
健康な体を作るには、食事は欠かせませんね。
私のメールマガジンでは栄養をテーマにすることが多いですが、今では色々な情報が飛びかっていて、どの食事法を取り入れた方が良いのか迷ってしまうと思います。
患者さんからも質問を受けますが、私は自分にあった健康法、食事法を見つけるのが一番だと思っています。
それには、色々な健康法や食事法を取り入れて、納得したものを継続することが良いでしょう。
また、健康法の1つとして、定期的に体の構造チェックをするために整体を受けることは有効ですよ。
良い栄養素を取った方が良いのは分かっていても、その栄養が体の中でどの様に働いているかまでは分らない方が多いと思います。
今回は、私が今まで言ってきた「蛋白質」が、体、細胞レベルでどの様に働いているのかを簡単に説明していきます。
急ですが、ここで質問です。
生命とは何?
生きるということは、呼吸をして動いて食事をする、寝るですよね。
動物の体は、細胞が増えたり、細胞内で色々な化学反応や物質のやり取りをする代謝によって生命が維持されています。
生き物は、細胞が代謝を行っていれば生きられるのです。
その代謝を行うときに、「蛋白質」が必要なのです。
「蛋白質」があるからこそ生命は維持されます。
人には約2万5,000種類の蛋白質があると言われていますが、まだ分からない事だらけだそうです。
その中で分かっている蛋白質が、「ヘモグロビン」です。
ヘモグロビンは血液の中で酸素を運ぶ働きがあります。
他には、食事をしたら食べ物を消化しますよね。
炭水化物を分解する消化酵素は「アミラーゼ」、脂肪を分解する消化酵素は「リパーゼ」、蛋白質を分解する消化酵素は「ペプシン」です。
これらの消化酵素も蛋白質なんです。
消化酵素の酵素とは、化学反応を助ける蛋白質のことをいいます。
酵素といえば、酵素ドリンク、酵素サプリなど最近多いですね。
実は、この酵素は先ほどお伝えした酵素ではなく、「補酵素」なのです。
サプリメントでコエンザイムQ10は有名ですよね、コエンザイムは日本語で「補酵素」と書かれています。
補酵素は蛋白質ではなく、酵素の働きを助ける役割のものです。
補酵素はビタミンと考えてもいいでしょう。
なので、食事で酵素(蛋白質)だけとっても、補酵素(ビタミン)が無ければ体の中で化学反応が起きず、生命維持の代謝になりにくいのです。
逆に「蛋白質」を取らずに、健康のためにと酵素サプリメント(補酵素)を取っても、体の中でうまく機能しないのです。
サプリメントはあくまでも酵素の働きを助けるものです。
今回は、生命とちょっと堅苦しい事を書きましたが、元気な体をつくるには食事が大事ですね。
自律神経を整えるためにストレスと向き合う事はとても大事です。
心理ストレスに感情開放などが有効です。
感情開放をするには、エネルギーが必要です。
そのエネルギーを作り出している体の化学反応には蛋白質が必要になります。
消化酵素のペプシン(蛋白質)は、食べた蛋白質を蛋白質で分解し、またペプシンを作ります。
体の中ではこのようなことが起きています。
心理ストレスは自分で作る場合がありますが、自分で作ったストレスは自分で分解、発散するんですよ。
自分では難しい事はありますので、その時は補酵素である友人、夫、妻、親、専門の先生、健療院に助けを求めてください。