更新日:2015.06.13
執 筆:整体師 佐藤優
みなさんは、最近笑って、泣いて、怒って、微笑んで、そして大笑いしていますか?(笑)
感謝を伝えていますか?共感して会話を楽しんでいますか?
今回は「病は気から」といわれるように、心と身体のつながりについて少しお話したいと思います。
みなさん、心温まることをたくさん体感してください!
たとえば、昔感動した音楽やドラマや映画を鑑賞したり、広大な大自然に身を置いてみたり、自分から積極的にありがとうと感謝を伝えたり。
こうしたプラスの感情を感じることが「感情脳」と言われている大脳辺縁系を刺激し、自律神経の副交感神経が優位になって交感神経が抑えられ、身体がリラックスモードに入っていきます。
更に「思考脳」である大脳新皮質にも刺激が入り、思考がスムーズ・クリアになり、プラス思考になっていきます。
現代社会は情報が飛び交い、あらゆる知識が得られる反面、情報に翻弄され頭でっかちになってしまいます。
そうなることで考える脳=思考脳が過剰に働き、本能的な感情脳がおろそかになってしまいます。
本当は楽しい、嬉しい気持ちになれるはずが、感情に対するセンサーが鈍いために、素直に笑顔になれなくなってしまいます。
そればかりか、悲観的にさえなってしまうかもしれません。
人間は今でこそ豊かになり、身におきる危険は少なくなりました。
ですが、元は狩猟民族であったり、あるいはそれ以前の動物であったため、弱肉強食、生きるかどうかのあらゆる危険にさらされていたわけです。
人間の脳もまたそれを受け継いでおり、いざというときに備えるために「もしも~ならこうなってしまう」など、防衛反応で自然とマイナス思考傾向になるよう強くインプットされています。
つまり、頭で考えれば考えるだけ不安や心配などのマイナス思考になっていくのです。
例えば、気になる人がいて、その人の事を考えれば考えるほど声もかけられなくなってしまいますよね!
あるいは、考えてばかりで感情に疎くなっていると、自分に気がある人がいても、見逃してしまっているかもしれませんよ(笑)
あなたは恋愛のチャンスを見逃してしまっていませんか?
恋愛は感情愛情の原点。つまり、人の成長・充実にとって、とても大事な栄養素なんですよ。
さて、人間が働くにはエネルギーが必要です。
自律神経失調やうつはそのエネルギーが慢性的になくなってしまっているのが原因です。
たとえエネルギーが生産されても、すぐストレス対処に注がれて、いつもエネルギーのダムがカラカラ状態なんです。
相当な雨が降らなければ満たされません。
エネルギーが無くなれば、電池の切れたラジコンのようなものです。
いくら脳から命令を出しても無反応で、無気力、やる気が出なくなってしまうのは無理もありません。
そこで、エネルギーのダムを満たすにはまず、感じることが必要不可欠なんです。
美味しい、まずい、嬉しい、悲しい、楽しい、つまらない、好き、嫌い・・・
その中でもエネルギーを溜めてくれるのはマイナスの感情ではありません。プラスの感情なんです。
美味しい、楽しい、嬉しい、好きなど、本来考えるだけでもワクワクするような、心温まるような感情です。
更に、プラスの感情をもっと効果的なものにするには、こういった感情に対して感謝や共感することです。
「~のおかげ」や「~してくれてありがとう」という感謝や、「~だよね」などの共感は独りでは出来ません。
家族、親友、また今ではブログの友達に感謝や共感するという方法もあるでしょう。
こういった感情に感謝や共感が伴えば、ただ独りで感じるよりも何倍もの強力なエネルギーを生み出すことができます。
すると自然に感情センサーは敏感になり、周りの関係からプラス感情を受け取りやすくなって、ダムにエネルギーがみるみる満たされてくるのです。
そしてラジコンは物凄い速さで走るようになります(笑)
感情を抑えてばかりいたり、何ごとも当たり前だと考えては、どんどん周りが色あせて見えて、やがて自分まで干上がってしまいます。
頭でっかちな現代には、感じる事がとても大事です。
無感情は無関心を呼びます。みなさんもたくさん感じて充実した毎日にしてみませんか?