健康豆知識「元気通信」

五月病

更新日:2015.05.25
執 筆:整体師 長井亜紀子

新緑が眩しく、そして暖かい気候へと移り変わる五月は、とても過ごしやすいですよね。ですが、こんなに心地好い時期でも実は【 要注意!】なんです。なぜなら、『 五月病 』といって、心身に不調が表れ出すからです。

『 五月病? 』・・・五月病とは、春に進学や就職、転勤や転職、引っ越しなど、今までと環境が大きく変わり、その新しい環境に上手く適応できず、徐々にうつ的な状態になることです。
また、新入社員に関しては四月に研修があり、その研修を終えた頃に心身の不調が起こる状態として『 六月病 』とも言われています。実はこの『 五月病 』と『 六月病 』、通称として世間で使われていますが、正式には『 適応障害 』といいます。

五月病(適応障害)の症状

五月病(適応障害)の症状としては

  • 「やる気が出ない」「何をするにもおっくう」「落ち込み」「不安」などの精神的なもの
  • 「睡眠障害」「疲労感」「頭痛」「腹痛」などの身体的なもの
  • 「お酒やたばこの量が増える」「食べ過ぎる」「刺激物を好むようになる」などの行動的なもの

があります。

こういった五月病の症状は、自律神経が乱れた時と同じような状態です。この状態を引きずったまま、ストレスを貯め過ぎてしまうと、やがて登校拒否や出社拒否、うつなどの心の病にもなりかねません。

五月病(適応障害)の対処法

そこで五月病の対処法としては「生活習慣を改める」「ストレスと上手に付き合う」などが挙げられます。例えば

  • 「カフェインを控える」
  • 「刺激物を避ける」
  • 「栄養バランスのよい食事を心掛ける」
  • 「ヨガやジョギングなどの有酸素運動をする」
  • 「規則正しい生活のリズムをつくる」
  • 「入浴や森林浴、旅行や音楽などの趣味で気分転換をする」
  • 「人に愚痴を言ったり、カラオケで大きな声を出して発散する」

などが五月病の対処法としてあります。健療院で挙げている『4つのストレス』にもいえます。

分からない方は、健療院グループの『うつの原因と4つのストレス』のページを見るか、担当の先生に直接訊いてみて下さいね。

また、健療院グループではうつ・自律神経専門のヨガ「メンタル エナジー・ヨガ」を開催しています(休講中)。
本気で五月病(適応障害)のような『自律神経失調症』の症状を克服したいあなたのために、治すためのポイントを具体的にお伝えします。