更新日:2014.08.12
あなたはカラダを意識できますか?
「腰を据える」「腹を立てる」「腹を割る」「腸(腸)が煮えくりかえる」
身体に関係する言葉はたくさんありますよね。
皆さんは、その状態がどういうことか、ピンとくるでしょか?
以前は、このような言葉はもっと頻繁に使われていたのですが、最近はその数がずいぶん減ったといわれているのです。
それはなぜかというと、身体の感覚をつかむことが出来なくなっている人が増えているからなのです。
最近の十代の子供たちを見るとそれは一目瞭然、電車の中で立っていられない、どこでもすぐに座ってしまう・・・・
そして、自己存在の稀薄化も目立っています。
自分の身体に一本背骨が通っている感覚がある人はいるだろうか?
というわけで、今回は感覚をテーマにやっていきます。
感覚とは、生まれつき持っているものではなく文化や習慣により成り立っていたものなのです。
一流のスポーツ選手は感覚を日々のトレーニング(鍛錬)で養っています。
鍛錬で養うことは、意識して悪い所を修正し無意識化することをいいます。
鍛錬は硬いイメージが強いですが、実は柔軟性をもたせ粘り強く行うことが鍛錬という言葉とされています。
美味しいうどんは腰があって味が心に残る感じがあると思いませんか?
どこどのうどん屋うまかったなぁとか。
何回も練ることによってその人固有の味がでるのだと思います。
日々反復練習をし、練磨していき修正することで感覚が研ぎ澄まされるのです。
お袋の味とはまさしくそのことであり、コンビニ弁当とは少し味が違いますよね?
それはその人固有にあった味を吟味し母が練り作りあげた味だからです。
人には心と身体があり、合わさったとき良い感覚を生むのではないでしょうか?
心身相反という言葉がありますが、いわば身体と心はいつも調和(ホメスターシス)がとれてないといけないのです。
例えば、免疫力が落ちた状態だと身体を動かす体力は低下してしまいますよね?
スポーツ選手は【心技体】という表現をするのも感覚を意識しての言葉ではないでしょうか!
例えば、日本では伝統スポーツの相撲というのがありますがブルガリア人の琴欧州、今注目の的ですね!(笑)
相撲は身体の感覚を最高に意識しているスポーツの一つで、四股や蹲踞をすると身体の中心部に意識を持っていきやすくなるのです。
(臍の少しした辺)臍下丹田ともいわれますがそこに意識ができていると心身が落ちつくといわれます。
それだけではなく、人対人なので呼吸も関係していたりして、息をすうと筋肉が膨張したり、良い気が入ってきたり、酸素をとりいれたりします。
吐く時は筋肉が緩んだり、悪い気がでたり、老廃物や二酸化炭素がでたり、横隔膜だって動きます。
呼吸が浅いと不眠や自律神経の乱れ、等が出やすくなってしまうのです。
それだけでなく私みたいな天然になってしまいますよ(笑)
重いものをもったりするとき無意識に息を留めて持ったりしてますよね?
好きな異性といるとき気が晴れたり、友達で奴とは気があうんだなぁって思ったりしないですか、それが眼に見えない感覚なのです。
そういう感覚が大切だと思います。
そういう感覚が自分で意識できれば心身うまくコントロールできるのではないのでしょうか?
ストレスともかかわりが出てくるのだと思います。
人それぞれ感覚が違うので自分の感覚を大切にしていきましょう